山奥でシェアハウスやります

シェアハウス

 

 

こんにちは!

田舎暮らし2年目のしんぺー(@shinpei_sakae)です!

 

以前の記事でも書きましたが、最近村営の集合住宅から山奥の一軒家に引っ越しました

 

 

周りに気兼ねなく過ごしたいだの、ポツンと一軒家に憧れがあるだの理由はたくさんありますが、

やはり一番の理由はこの地でシェアハウスを開きたいからです

 

まぁまだ引っ越しただけで家の持ち主にも許可を得たわけでもないですし、その他法律や資金など課題は山積み

 

とはいえ一番肝心の“家”を手に入れた(借りただけだが)のは非常に大きいし、僕の理想に近づいてきているという実感もあります

 

ここらで一旦足を止め、なぜ僕が栄村というド田舎でシェアハウスをやりたいのかをまとめていきたいと思います

 

今回はほとんど独り言です

 

時間がある方はお付き合いください

 

 

 

 

どんなシェアハウスをつくるのか

 

僕が作りたいのは「人生の一時停止ができるようなシェアハウス」です

 

「いままでがむしゃらに働いてきたけど、人生を一度見直したい」

「これから就活だけど、自分のやりたいことが分からない」

「純粋にまだ働きたくない」

 

こんなことを考えている人たちに向け、

ここでの生活を通して自分がやりたいことを考えられるような場を作りたいんです

 

だから対象は休学中の学生、休職中の社会人、ニートとか、その辺

 

特別なサービスや体験を提供するようなこともありません

 

山や川、畑があるので希望があれば一緒に作業したり自然を味わう手助けはできますが

 

でもあんな山奥で暮らしていたら、嫌でも何かしたくなったり、色々考えたりするはず

 

僕はそんな自発的な行動や思考が非常に大事だと思っているし、このシェアハウスの狙いでもあります

 

やることや行くところがいっぱいある都会だと、思考を巡らせることってほぼなくないですか?

 

僕はそうでした

 

自分が何をしたいか、何者であるかと考えるようになったのは、学生の農業バイト時代が初めて

 

毎日草刈りをやっていたら、自然とそのようなことを考えるようになりました

だって草刈りってマジで退屈なんですもん(笑)

 

でもそんな経験があるから僕は今、自分が何をしたいか、どうありたいか、そしてそれはなぜなのか、が言えるのだと思います

 

今はなにもしなくていい“一時停止”の状態だからこそ、自分のやりたいことに対してじっくり考えられる

それが僕の作りたいシェアハウスの形です

 

 

どうして作りたいのか

 

理由は主に二つあります

 

まず一つ目は、自分が住む環境を面白くしたいから

 

なんて単純な理由でしょう(笑)

 

僕にとって田舎は最高の環境です

 

自然に囲まれていて静かだし、米や野菜はおいしいし、趣味のキャンプやスノボもできるし…

 

あとネットがあれば買い物もほとんど困らないしアニメや映画も見放題

 

田舎と都会なら9-1で田舎の勝ちです

 

ただし、都会には絶対に勝てないものもあります

それは人との出会いの数

 

これだけはどうやっても都会にかなわない

 

純粋に人口が違いますからね

 

「人がいないなら、呼べばいいじゃん」

 

そんな短絡的、楽観的な思い付きでこの計画は始まりました

 

最初はゲストハウスや農家民宿が良いかもなんて思ったりもしてました

 

ただ、この辺の環境をしっかり楽しむにはある程度根を下ろして生活してほしいし、

人が入れ代わり立ち代わりだと、せっかくの出会いが楽しめない

 

だから、シェアハウスという形になりました

 

 

二つ目は、人生を考え直す場の必要性を感じたから

 

実は僕20歳くらいの時に休学して、

バックパッカーとして東南アジア中を旅していた時期があったんです

 

その時にたくさんの日本人と会いました

 

年齢は20代後半~30代くらい

ちょうど今の僕と同じくらいの人たちですね

 

決まって言うのは

「ここで一度自分の人生について考え直したい」

のだと

 

自分の未来に対するぼんやりとした疑問、そんなモヤモヤが彼らを海外に向かわせる

 

当時は分かりませんでしたが、今ならその気持ちが理解できます

 

というか多かれ少なかれ、そんな気持ちは全員が持っているはず

 

だから僕はそんな人たちに向けた、

一度人生を考え直す場を作りたいと思っているんです

 

とはいえみんなが海外に行きたいわけじゃないし、旅に興味があるわけでもない

ただ環境を変えたいだけの人もいるはず

 

モヤモヤの気持ちが、日本の山奥に向かう場合もあっていいんじゃないかと

 

 

本当にやれるのか

 

やりたい想いは分かった

でも実際のところ必要としている人は本当にいるのかと、需要はあるのかと

 

そこがかなり大事なところですよね

 

チャンスは十分あると僕は思っています

 

前例だってすでにいっぱいありますから

 

例えば今住んでいる栄村の近くにある「ギルドハウス十日町」

 

個人的に非常にお世話になっています

 

新潟県十日町市の山奥にあるそのシェアハウスは、

常に10人ぐらい人がいて、遊びに行くといつも新しい顔が見えます

 

住人と話してみると、意外なほど普通な人が多い

 

いや、あんなところで共同生活しているだけで本当は普通じゃないとは思いますが(笑)

やっていることは変わっていますが、性格変わっているとかそういうのではない

 

思うのはやはり、みんな自分の人生を模索しているような印象を受けるということ

年齢も20代後半から30代が多い

 

ギルドマスター(管理人)の西村さん(ハルさん)と話したとき、こんなことを聞きました

 

「自分が70,80歳になったときでも居心地の良い場所を作っている」

「ルールがないのがウチのルール」

 

さっき自分が書いたシェアハウスをやりたい理由とだいぶ似てますね

実際めちゃくちゃ影響を受けました

 

ここを見ていると、自分でもやれるぞという気持ちにさせてくれるのです

 

ギルドハウスで自分のシェアハウス構想を発表。Startup Weekendにて

↑はギルドハウスでシェアハウス構想を発表したとき。Startup Weekendにて

 

あと有名なのは「山奥ニート」で知られる共生舎

 

和歌山県田辺市の限界集落にある廃校を利用し共同生活をしています

 

TV番組、世界一受けたい授業で紹介されたとき、ツイッターのトレンド上位に来ていましたね

 

やはりそれほど田舎での共同生活にぼんやり興味がある人が多いのでしょう

 

その他にも同じく和歌山県、福岡県、石川県などの田舎にシェアハウスがたくさんできています

 

ある意味プチブームともいえる田舎シェアハウス、

これを求める人はまだまだ出てくるのではないかと僕は考えています

 

ましてや新型コロナが流行しているこのご時世

ほとんどの人が否応なく新しい生き方を考えざるを得ない状況になっています

 

僕が作るシェアハウスも、

そのような機会を与えられるような場でありたいと思っています

 

 

後はやるだけ

 

長々と書きましたが、

結局本当に実現できるのかは、やってみないと分かりません

 

来年には全く違うことを考えているかもしれないし、違うところに住んでいる可能性だってある

 

でも今は、ずっとやりたかったシェアハウスが開けるように準備はしています

 

最速で来春、遅くとも今の仕事の任期が終わる2022年にはやります

 

その時は冷やかしでもいいのでぜひ遊びに来てくれればと思います

 

それではまた!

 

追記:2021年4月14日

 

栄村での厳しい冬を超えることができ、

シェアハウスの準備を本格的に始めています

 

それまでの道のりをまとめているので、↓の記事もぜひご覧ください!

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