はじめに
はじめまして! 佐藤慎平といいます。
4月から栄村の地域おこし協力隊として働いております。
出身は岩手で、埼玉の大学を卒業後、新卒でこの地に来ました。
夢は半農半Xの実現で、その手段として一つではなく様々なナリワイ(農業やゲストハウスの運営など)で食べていくということを目指しております。
このブログは自分のための備忘録とともに、田舎暮らし、地域おこし協力隊に興味がある人たちにとって少しでも役に立ってほしいと考え、立ち上げました。
どうぞこれからよろしくお願いします!
もう2週間!
4月1日に栄村役場で辞令式を行い、協力隊としての生活をスタートさせたわけですが、本当にあっという間に時が過ぎていました。
なんだかんだで最初はおっかなびっくりだった運転にもだいぶ慣れてきたし、広すぎて持て余している家にもようやく落ち着くようになってきました。
2週間という短い期間ではありますが、日々やっていたことを簡単に振り返ってみようと思います。
協力隊の日常
1.地域の人との交流
これはほとんどの協力隊が最初に行うことですよね。
地域おこし協力隊とは文字通り地域をおこすために存在しているわけです。
で、地域とはやはりその地に住んでいる人のことであろう、と。
その地に住んでいる人を知らずして地域は知れない、地域を知らなくば地域をおこせるはずがない、というわけですね。
正直、思っていたより大変です。
人と話すのが苦手なつもりはないですが、やはりほぼ初対面な人とがっつり話すことを毎日なんて今までしてこなかったですから。
「邪魔じゃなかったかな?」とか「俺と話して楽しかったかな?」とか、
変に気を使ってしまうわけです。
しかしながら集落の人たちは本当に気のいい人たちばかりで、みなさん家に訪ねたら温かく迎えてくれます。
「こんなところによく来てくれた。頑張ってね」とか、「焦らずここでの暮らしをまずは体験してね」と言ってくれ、自分の家で育てた野菜や作った漬物をくれるんです。
という感じで、緊張したり、気後れすることもありますが、集落の人たちのおかげで毎日地道にできております。
2.米の梱包、発送
僕が主に働いている栄村の小滝集落というところは昔からお米で生計をたててきたそうです。
時代が変わり、米専門にやっている人はもうほとんどいなくなってはいますが、今でも田んぼを大切にしており、時期になれば住民全員がコメ作りに参加します。
そのような状況でできたものが、ブランド米の「小滝ホワイト」。
銀座の企業と組んで都会に住んでいる人向けに販売しています。
というわけで、注文が入り次第僕もお米の梱包と発送の手伝いをしているのです。
単純な作業ですが高級米なのでとても神経使います。
売り上げは集落の人還元されるので一応地域のためになっているのかな…?
そう信じたい。
3.景観整備
この小滝集落ですが、実は都市部に多くのファンを抱えております!
2011年に栄村を襲った地震により甚大な被害を受けたときに、復興の一環として地域の方が様々なイベントを催しており、その時のつながりがいまだに強いそうです。
そのような都会の人とのつながりを、イベントなどによりさらに広げるのが僕のミッションなのですが、その一環として、訪れた人がこの小滝のことを「きれいでいいところ!また来たい!」と思ってもらうために、うっそうとした林に入り木の手入れをしているわけですね。
4.情報発信
これはまだまだ仕事と呼ぶには恥ずかしいのですが、ほかの業務の合間を利用して地道にTwitterなどで情報発信・収集をしております。
いままで友人間でしか使ったことのなかったSNSですが、これからいろんな人と繋がれそうな気がしてワクワクしております。
これからこのブログも含めていろいろな媒体で情報発信していきます!
やりたいことよりも今やれることを
正直言って、人によっては「こんなの仕事じゃねーよ」と考えるかもしれません。
実際僕もこんなにのんびり話をしていていいのかなと思うことはもちろんあります。
自分のやりたいことはいくつもありますが、はたしてこの地域のためになるのか。
それはしっかり地域の方と信頼関係を築きあげたうえで本音を聞かなければ分かりません。
だから今はそれをするための土壌づくりをしようと考えております。
たまに焦ることもありますが、この小滝に流れる時間のように
ゆっくり、そしてじっくり
やっていきたいと思います!
地域おこし協力隊・田舎暮らしに興味がある方、このように定期的に日々行っていることを記事にして発信していきたいと思っています。少しでも皆様の参考になればと思います!
それでは!
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