こんにちは!
とまりいえ管理人のしんぺー(@shinpei_sakae)です。
今回の記事は、
第二弾「とまりいえの住人さんに、ここでの生活をインタビューしてみた」
です。
今回お話を聞いたのは、2022年の6月に、移住の体験としてウチに滞在して、
現在は2号館の管理人をしてくれているみゆきさんです。
それではいってみましょう!
みゆきさんのプロフィール
前の居住地:関西圏
年齢:50代前半
前の職業:医療系派遣社員
趣味:合気道、チェロ
滞在時期:6月に3週間、7月から1か月間
滞在部屋:8畳の部屋
何故とまりいえに?
――みゆきさんはなんでウチに来てくれたんでしたっけ?
みゆきさん もともと栄村に移住することを考えていたので、その体験のためです。移住するといっても、村のことを知ってからじゃないとやっぱり決められないですからね。最初は2泊3日の旅行で来て、良いところはなんとなく分かった。だからといってすぐ移住とはいかない。もうちょっと長期滞在して、村の悪いところも含めて知ってから決めたいと考えているときにしんぺーさん(管理人)と知りあい誘ってもらったのが最初ですね。
――他の人は山奥でゆっくり、みたいな人が多い中で、みゆきさんは移住の体験で来てたんでしたね。
他にもたくさんの市町村がある中で、栄村を選んだのはなぜですか?
みゆきさん 以前から栄村の特産品の猫つぐらを作りたいと思っていました。そして、その職人になるためには栄村民になることが条件なんです。だからいつかは移住したいという考えが漠然とはありました。そんな時に、去年ふと移住をできるということに気づいたんですよね。
――それはどういうことでしょう?
みゆきさん 移住しようかなと考えていた時は、当時の旦那の大反対を食らって諦めていました。しかしその後離婚をしたこと、それとその時に飼っていた老猫が亡くなったということがありまして。そこで私の第一の人生は終わったなと。それで第二の人生を歩もうかなと思ったときに、そういえばここ(栄村)にその気になったらいけるじゃん!という風になりましたね。
シェアハウスでの生活
――シェアハウスでの生活はどうでしたか。
みゆきさん シェアハウスって若い人が集まって、キラキラしてるイメージがあったんですよ。だからしんぺーさんに誘われた時はすごく躊躇した。でも実際来てみると、全然そんな心配する必要がなかったのはよく覚えていますね。年齢差とかも感じなかったですし、程よい距離感を取れていた気がします。
――この前インタビューしたJさんも言ってたけど、ウチは基本的にはそれぞれ好きに行動している。でも別に離れているって感じでもない。この距離感はとまりいえ特有かもしれませんね。
みゆきさん それと、とまりいえは特に決まったルールがないじゃないですか。晩御飯は絶対一緒に食べるとか、家事分担が決まってるとか。そういうものがないのもよかったかなと思いますね。
――生活の環境としてはどうでしたか?
みゆきさん みんな言っていることかもしれませんが、基本的にここにはなにもないので色々考え事がしやすかったなと。今までの人生のこととか、これからこの村に住めるのかなとか。
で、そんなことを考えているときに、集落のイベントとか食事会に参加する機会をもらって、村の人と交流することができました。皆さんすごくいい人で、この人達とならうまくやっていけそうだなっていう自信が徐々に湧いてきたのを覚えています。
――ここで記憶に残る出来事とかはありましたか?
みゆきさん 田植えはすごく楽しかったですね。やっぱり普段はできないことですしね。イベントとしてやっている所はありますが、一人だと参加のハードルが高くて。
――田植えはこちらもめちゃくちゃ助かりました!今年もよろしくお願いします!
――逆にここで暮らして大変だなということはありましたか?
みゆきさん 他の住人さんとの生活の時間がずれていることですかね。私は結構朝方なので、皆さんをいかに起こさないかというところに気をつかうことはありました。それぐらいですかね。
とまりいえ2号館について
――2号館の管理人をやる経緯を教えてくだい
みゆきさん 簡単に言うと、私としんぺーさんの利害が一致したってことですよね(笑)。とまりいえで移住体験して、ここに住むこと決めました。ただし、猫を飼うことは決めていたので、周りに勧められていた集合住宅はペット禁止だから住めない。じゃあ必然的に一軒家という選択肢になったんですが、内見をしたらあまりに広くて、一人で暮らすのはさすがに管理が大変だなと。
その時にとまりいえが満室の状態で、しんぺーさんが2号館欲しいなーと話していたので、2号館としてどうですか?という提案をしました。
――人が入ったり出たりまちまちですが、やっててどうですか?
みゆきさん 単純に人がいる状態というのは安心しますね。一人でもそれはそれで楽しいんですけど、誰かがいる安心感はやっぱり大事。
あとは、1号館のときもそうだったんですけど、色んなバックグラウンドのある人と話すのは刺激にもなりますね。一つの事柄でもたくさんの見方がある。それが楽しくて勉強になったりする。
栄村での生活について
――2号館の他にはどのような生活をしていますか?
みゆきさん 仕事は週に4回は近隣の温泉施設でパートとして働いています。それ以外は週6で40分+週1回一時間の合気道の朝稽古をオンラインでして、週に2回ゲートボールの練習をして、あとは月に2回田植え踊りの会に参加して、その合間に猫つぐらを作ったりしています。
――改めて聞くと本当に活動的ですね。心配になるくらいです(笑)
みゆきさん 常に何かしていますね(笑)。でも栄村は新しいことをする時、結構その輪に入りやすい環境だと思いますよ。あちこちで若手のホープになっています(笑)
――50代なんて、この村では全然若手ですからね!村の輪に入るのは本当に良いことだと思います!
――欠かせない質問なんですが、冬についてはどうですか?
みゆきさん 最初は皆さんに脅されてましたね(笑)。でも今年の冬を経験して、このぐらいの雪なら何とかなるかなと思いました。例年よりも雪が少ないということもありますが。ただ、除雪機が壊れてしまったり窓が完全に雪で埋まったときなどはかなりくじけましたね。2号館の住人さんに手伝ってもらってなんとかなりましたが。
――その時は1号館含めて自分たちに頼ってもらえれば!助け合いの気持ちが栄村の良さだと思うので!
今後について
――今後の目標ややりたいことをはありますか?
みゆきさん 今作っている猫つぐらを何とかしたいなという気持ちはありますね。職人はみんな年金暮らしであったり農家さんであったり、メインの収入源がある中でやっていて、猫つぐらだけでは生計は立てられないのが現状です。だから担い手がどんどん減っているんです。やっぱり職人として最後の一人にはなりたくないので。
あとは、自分で食べれるだけの田んぼやら畑やらもやりたいです。余力があればカフェ、もしくはパン屋さんとか。やりたいことがすごく浮かんでくるんですよね。今までだったら絶対無理って思ってたんだけど、ここなら何かできるかもしれないという希望が湧いてくるんですよね。
ーー最後に、ここを検討している人に向けてなにかあればお願いします!
みゆきさん 環境を変えて立ち止まって見るのって意外といいことだなと思うんです。ちょっとしんどいと思ったら、ちょっと休むでいいのかなと。そのためにここを利用するのはアリだと思います。
少しでも気になるなら、一度来てもらいたいな。
――いい話を聞けました!ありがとうございました!
最後までご覧いただきありがとうございます。
この記事を読んでとまりいえに興味を持った方は、↓から公式ラインからお気軽に連絡を!!
みゆきさんの言う通り、まずは一度体験で来てみてください~
それでは!
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