【住人の声】削ぎ落していくと、自分の良さが見つかる。Jさんのインタビュー

シェアハウス

 

 

 

こんにちは!

山奥シェアハウスとまりいえ管理人のしんぺー(@shinpei_sakae)です。

 

今回は住人さんに、

ここでの生活のこと、なぜここにたどり着いたのかなど色々聞いてみました

 

シェアハウス暮らし、田舎暮らしの参考になればと思います。

 

それでは行ってみましょう!

 

 

今回お話を聞いたのは、

去年(2022年)の9月頃から滞在しているJさん(本人の希望により頭文字呼び)です。

 

 

Jさんのプロフィール

 

前の居住地:東京圏

年齢:30代前半

前の職業:IT企業勤務

趣味:ギター、読書

滞在時期:6月に2週間の体験、9月から現在まで

滞在部屋:6畳の部屋

 

 

 

なぜとまりいえに来たか

 

―― Jさんはどうしてウチに来たんでしたっけ?

 

Jさん まずは仕事が一番の理由ですね。東京で会社員としてガリガリ働くことが自分には合わないなと、10年くらいずっと感じていました。その上で、違う生活スタイルを見つけたいと考えているときに、「自然の中のシェアハウスで固定費を下げながら、自分のやりたいことを探そう」みたいな考え方があることを、インターネットや本で知ったんですよね。で、実際どんな人がやっているのかとTwitterで検索したら、とまりいえとしんぺーくん(管理人)が出てきたので問い合わせた、というのが始まりです。

 

―― 他のシェアハウスとか色々出てきたと思いますが、ウチを選んでくれたのはどうしてですか?

 

Jさん いろんなシェアハウスはあったんだけど、管理人が自立した考えを持っていて、バランスが取れていそうな感じがした。そこは他の場所との違いだと思ったのが1つ。あとは、田舎の密接な人間関係を自分はネガティブに捉えてしまうんだけど、ここまでの山奥だとそんなになくて、自分のことに集中しやすいと考えたのも一つです。

 

―― そうなんですよね。ここはシェアハウス合わせて4軒しかない。そこまで行くと田舎の濃すぎる人間関係とかもないし、干渉されることもない。

 

Jさん そう。さらにその一方で、お隣さん(70代の夫婦)とのコミュニケーションがしんどいかっていうと全くそんなことはなくて。今はいい距離感がつかめていると思います。

 

―― この前とか一人で飲みにいってましたしね(笑)

 

地域の行事に参加中Jさん。行事はあるが、干渉はない。

 

Jさん 付け加えると、管理人は外から来た人ではあるんだけど、すでに4年間住んでいて、ここでの暮らしやコミュニティをある程度知っている。そういう下地があるのも安心材料ではある。極端な話、「自分も半年前に来た管理人です。ここでコミュニティを作りたいと思ってます。」ていう感じだと、僕自身もトラブルに一緒に立ち向かわなくちゃいけない。それも楽しいかもしれないけど、それを求めていたわけではないからね。

 

 

ここでの生活について

 

―― Jさんは今、どのように生計を立てていますか?

 

Jさん 前働いていた会社を退職した時に得たお金をやりくりして生活しています。生活費はだいたい月に8万円ほど。

 

―― ここでの生活のことを聞いていいですか?

 

Jさん すべての人は当てはまらないと思いますが、僕は車がないと移動できないレベルの山奥の生活が合ってるなと思ってます。というのも、読書なり音楽なり、ここに缶詰めになってできる好きなことが既にあるからなんですよね。本当はやりたかったんだけど、都会で病的になるまで働かされることによってできなかったこと。それがここでなら集中できるので何の苦もない、むしろメリットぐらいですね。

 

 

―― そのほか日常生活はどうですか?

 

Jさん 買い物は、週に1回の買い出しで全然問題ない。あ、でも克服できていないのは虫ですね。僕はかなり虫が苦手なので、正直言うとその辺は我慢して暮らしています。それでも昔よりは慣れたと思うけど。

 

―― 僕の目から見ても明らかに虫耐性ついてますけどね(笑) その他暮らしててキツイことはありますか?

 

Jさん この前東京に泊まりに行っていいなと思ったのは、やっぱり便利なことですかね。忘れたら買い足しができたり、なにかあったらすぐに病院に行けたり。僕は花粉症なんですけど、来週の買い出しまでに薬が切れたらどうしようとか言うのは最近感じた不安としてありましたね。確かに喧騒もあるけど、いつでもどこでも病院とお店があるという安心感はやっぱり都会のすばらしさではありますね。

 

―― 住人同士のコミュニケーションはどうですか?

 

Jさん 正直いうと、このシェアハウスはそんなに密なコミュニケーションはないんですよね。全くないというわけではないんですが、他人を積極的に巻き込んでいくような人はいない。だから共同生活だから面倒くさいと感じたことは基本的にはないです。

 

―― 確かにウチは「みんな家族!ウェーイ!」みたいなのとは違いますね(笑) 基本的にはソロで活動している感じ。

 

Jさん そうですね。ここで暮らすなら、お互いのプライベートを思いやるのが必要かなと思いますね。まぁ今いるメンバーはそれができているので、それは良いところかな。もちろん、コミュニケーションがゼロではなくて、たまに一緒にご飯食べたりお酒飲むと楽しいですしね。

 

基本はそれぞれで動いているから、たまの飲み会は楽しい

 

 

とまりいえでの出来事

 

―― Jさんはここに来て、もう半年ぐらいになりますね。ここでの記憶に残ったことはありますか?

 

Jさん マイナスなことなんだけど、トマト収穫の作業で熱中症になったことかな(笑) あれは強烈に記憶に残ってる。まぁでもあれは完全に自分の対策不足だから(笑)

 

―― プラスのことはどうですか?

 

Jさん うーん、色々ありすぎるから難しいな。でも軽トラを運転したことかもしれない。すごい些細な事に思われるかもしれないけど。というのも、もともと仕事で心をすり減らして、自信を失った状態でここに来てる。で、たまたま車を運転する機会があって、やってみるとちょっとずつ慣れてきたり、駐車の感覚をつかめてくる。そんな小さなことでも、前できなかったことができるようになるという感覚がここでは感じやすいんですよね。10年運転してないペーパードライバーが、初めて軽トラを運転して帰ってきた後は、もう自己肯定感爆上がりして(笑) 俺でもやればできるんだって。大したことじゃないかもしれないけど。あれは思い出深いですね。

 

―― それ分かります!運転とかDIYとか「これ無理じゃね」と最初思ってたものが、案外できちゃう感覚ってめっちゃいいですよね!

 

Jさん 僕みたいに、頑張ってキャリア積み上げまくるみたいなレースになんとなく踏み入れて、無理して心に負荷をかけている人は多いと思います。そういう人って、自分の良いところを全然見れないんですよ。でも、ここまでの山奥で暮らして、いろんなものを削ぎ落すと、嫌でも自分の良いところが見えてくるんですよね。

 

運転中Jさん。乗れば乗るほどうまくなる。

 

―― ありがとうございます!めっちゃいいこと言ってくれる!

 

Jさん ここにはそもそも人が少ないので比較することもない。東京にいると、バリバリ働いて稼いでキャリア積み上げるみたいな人がたくさんいる。そんな人ばかりだから、自分もその生き方だけが正しいと勘違いしてしまう。ここだとそれがないから、必然的に自分のしたいことに集中できるようになるんですよね。

 

今後のことについて

 

―― 今後どうしていきたいか、みたいな考えはありますか?

 

Jさん ゆくゆくは栄村でしんぺーくんみたいに家を借りて自分の住処を作ってければいいなと思っています。そして、できたら一年中栄村にいるんじゃなくて、都会でもどこでもいいけど、自由に行きたい所にいけるような生活ができればいいなと思ってます。そして、栄村にいる期間は自分がもっている知識とか経験とかを村に落とせればいいなと。「カフェを作って」とかはよく言われるし、東京に働いてた身としては、都会的な働き方をしている人が真剣に作業できる場へのニーズがあることも知っているから、そんなところが作れればなと思っています。まだまだ妄想の段階で、実現できるか分からないけど、その過程も楽しみながら、しんぺーくんとか若い人たちと一緒に実現できればと考えています。

 

―― ぜひやりましょう!  今後の仕事の部分ではどうですか?

 

Jさん そうですね。今は退職の際に得たお金を切り崩している状態ですが、ゆくゆくはテレワークをしながら生計をたてていく予定です。それは、今までみたいにフルタイムではなく、週3ぐらいの頻度で。それでもうちょっと欲しい分は農業バイトなど栄村での仕事で得た収入を足して生活をしていきたいと思ってます。それで、テレワークと栄村での仕事で得た知識やコミュニティの輪を使って、さっき話した自分のやりたいこと(カフェづくりや場づくり)をやっていきたいかな。

 

 

とまりいえを検討している人へ

 

――最後に、とまりいえを検討している人に向けたメッセージはありますか?

 

Jさん まずは、自然が好きな人はもうなにも考えず来たら絶対楽しいと思います。本当に自然しかないので。で、自分のように山奥で人生見つめ直したいという人には、考えすぎず、一回体験に来ればいいと思います。山奥にはこんなメリットデメリットがあるのかと分かると全然違う。山奥は合わないけど共同生活は楽しいなという人は都会のシェアハウス行けばいいし、山奥はいいけど共同生活が苦手という人は、違う方法もあるはず。いずれにしても、体験で何がいいのかを考えるきっかけを得られるのはすごくいいと思うので、興味があったら気軽にくればいいと思います。

それに、管理人はすごい相談しやすい人なので、思っていることを吐き出すと考えも整理される。繰り返しになるけど、気軽に体験してみらいいんじゃないですかね。

 

 

―― 最後に管理人上げまで(笑) とてもいい話を聞けました。Jさんありがとうございます!

 

 

今回のインタビューはここまで!

 

次回も住人さんのことを色々聞いてみたいと思います!

 

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お待ちしていますよ~

 

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