こんにちは!
長野県栄村移住4か月、絶賛やさいづくり実践中のしんぺー (@shinpei_sakae)です!
突然ですがみなさんは、半農半Xという言葉を知っていますか?
このブログは長野県移住・田舎暮らしに興味のある人向けに書いているので、
知っている人もそこそこ多いのではないかと思います
僕はたまたま書店で手に取った“半農半Xという生き方”という本に感銘を受け、
それを実践するためにこの長野県栄村に移住してきました
半農も半Xもまだまだ実現しきれていないのが正直なところです
ですが、日々田舎で生活していく中で少しずつ近づいてきているとも感じています
本当に少しずつですが…
ということで、知らない人のためにも、自分自身の初心を思い出すためにも、
半農半Xという言葉を自分なりの解釈で説明していきたいと思います!
あ、もちろん提唱者である塩見直紀さん著、“半農半Xという生き方”に沿ってね!
- 半農半Xとは?
- キーワードは「小さな暮らし」と「好きなこと(X)」
- 「農で食っていく」の本当の意味
- 半Xはどうやって実現していくか
- しんぺーはこれからも半農半Xを目指していきます
- 半農半Xにはいろいろな形がある
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半農半Xとは?
半農半Xとは
自分たちが食べるだけの「小さな農」を行いながら、
好きなこと、天賦の才を生かした仕事をして社会に貢献し、
一定の生活費を得るという新たなライフスタイルのこと
です
京都府綾部市在住、半農半X研究所代表の塩見直紀さんにより提唱されたライフスタイルであり、現代の生き方に一石を投じたものだと強く感じます
著書は台湾や中国、韓国などでも出版されており、日本だけでなく、世界でも共通する新しい可能性を示すライフスタイルといえるしょう
キーワードは「小さな暮らし」と「好きなこと(X)」
近年うんざりするほど言われている「好きなことで生きていく」ということば、実際は可能なのでしょうか?
僕は可能だと信じています
ですが、それでお金持ちになれるとは思っていません
そういう言葉を声高らかに言っている人のほとんどがメディアに出まくっている超大金もちばかり
例えば、某人気動画投稿者や最近ロケットの打ち上げに成功した某実業家など
そのような人たちみたいにとは違います。
だからさっきの言葉を正確に言うと、
「好きなことで小さく生きていく」
というものは可能だと思っています
小さく生きていくとは、
自給農による農的生活をベースとし、生活にとって本当に必要なものだけを満たせればいい
というもの
これを塩見さんは「引き算の生活」と表現しています
このような小さな生活、引き算の生活ができていれば、あとは自分の好きなこと(X)で稼いだ分だけで生きていけるということです
自分の好きなこと、よいと思うもの、それに共感してお金を出してくれる人はあまり多くないかもしれません
けれど分かってくれる人も必ずいる
それは割合的には少ないかもしれにけれど、
引き算の生活をしてさえすれば生きるに足る分は稼げるかもしれない
それが先ほど書いた「好きなことで小さく生きていく」というものです
「生きてくのに最低限な収入なら、どこにも遊びに行けないしつまらない」
といわれるかもしれません
たしかに頻繁に遊びには行けなくなると思います
ですが日頃の生活、仕事が楽しいものならわざわざ楽しいものを求めて外に行く必要もなくなるでしょう
「農で食っていく」の本当の意味
「農で食っていく」といったら普通は、
「農業により生活するのに十分な収入を稼ぐ」という意味だと捉えられます
しかし、半農半Xの場合はそのまま文字どおり、
「自分や家族の心身を、自給した何らかの食べ物で健康に養うこと」です
自給自足なんてそんな簡単にできるの?
野菜作りはそんな簡単じゃない!
なんて言われるかもしれません
自分もちょっと前までそんなことを考えていました
でも今年自分で畑をやってみてわかりました
自分で食べる分だけならそんなに難しくはない
と。
おそらく営利目的の農業の難しいところは、「市場に売れるような野菜をつくること」だと思います
形が変なものだったり、少しだけ虫に食われたものはもう売れませんから
でも自分用ならそんなものは気になりません
なんなら形がおかしい野菜たちを食べるのを楽しんでいることすらあります笑
このような意味での「農で食っていくとは」ただの理想論ではなく、
むしろ現実的かつ堅実的な生活スタイルであると現在身をもって実感しているところです。
半Xはどうやって実現していくか
難しいところは、ここですよね
いくら少ない収入でいいといっても好きなことでどれほど生きていけるのか?
一円すら稼げない場合もあるのではないか?
著書、“半農半Xという生き方“では、
いま近くにあるものや、できることをしようと書いてあり、半Xを見事実現している人が多く紹介されています。
でも具体的にどうすればいいかはさすがに書いてありません。
そりゃ当然です笑
一人ひとりやりたいこともできることも違うのですから
そこは自分で考え実践していくしかないのでしょう
ただ、自分はこの本を読み、自分が好きなことで生きていきたいと考えたとき
好きな哲学家、アランワッツのスピーチが頭によぎりました
動画があるのでぜひ見てください
あなたが本当にしたいことはなにか
本当に好きなことを追及し続けていけば、あなたに興味をもち報酬を払う人も出てくるでしょう
やりたくないことをし続ける長い人生より、
本当にしたいことをする短い人生のほうが良い
とても心に刺さる言葉です
理想といわれるかもしれませんが、この理想を実現させることが自分のXなんじゃないかとも思うのです。
しんぺーはこれからも半農半Xを目指していきます
半農に関しては、少しずつ近づいていっているな感じています
7.8月はほとんど自分でとれた野菜ばっかり食べていたし、
あと一か月したら日本人の主食である米も収穫できそうです
コンビニで浪費したりもしますが、自分でジュースや食べ物を作る楽しみも覚えてきています
来年になれば作れる野菜の種類も増え、それらをおいしく料理する腕も上がり、
自分のなかでの食料自給率は上がっていることでしょう
一方半Xに関してはまだまだやらなくてはいけないことがたくさんあります
現代において新しいライフスタイルを実践し、
それを広める場をつくること
ちょっとカッコつけて言えば、これがぼくのやりたいこと(X)です
その手段として、この栄村の地に半農半X、または新しい生き方を目指す人のためのシェアハウスを作りたいと思っています
いまは地域おこし協力隊という立場なので、やりたいことだけに時間を割くことはできません
ただ、空いた時間にちょくちょく情報を収集したり、仕事・地域活動を通していろんな人と出会って空き家のことを聞いたり、SNSを通していろんな人に自分のこと・地域のことを知ってもらったりなどなど
かな~り地道ではありますが、今やっていることが自分のやりたいことにつながっていると信じて毎日活動しています
このブログでもこんな感じで発信しているので少しでも興味を持っていただければと思います
半農半Xにはいろいろな形がある
自分なりの半農半Xの解釈を書かせていただきました
他の人からしたら「ずれているかな」と思われるかもしれません
現に“半農半Xという生き方”では
今回あまり書かなかった
Xを公益のために活かしあうことや環境に対する強い意識が協調されています
もちろん自分もそういう考えはありますが、
僕の中では、好きなことで生きていくための一つの現実的な方法
というとらえ方のほうが強いです
塩見さんも言っていますが
半農半Xには多様な形があります
一人ひとり解釈が変わってくるものだと思っています。
気になった方はぜひ本書を手にとって、読んでみてください!
先ほども書きましたが、このブログではこんな感じでしんぺーの半農半Xを実践する様子も発信していきます
興味を持っていただければこれからも読んでいただければと思います
それでは!
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