爺ちゃん婆ちゃん×HIPHOP 「鶴と亀」からカッコよさを考える

田舎暮らし

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こんにちは

長野県移住絶賛エンジョイ中のしんぺー (@shinpei_sakae)です

突然ですが、

みなさんにとっての「カッコいい」とはなんでしょうか?

顔が良い、仕事ができる、スポーツができるなど

人によって様々だと思います

ただその中で、

お年寄り

と答える人はかなりの少数派だと思います

むしろ真っ先に候補から外されるものかもしれない…

かく言う僕も最近までそうでした

しかし、今住んでいる人口1900弱の長野県栄村に移住し

多くのお年寄りとお茶のみし、彼らの営みを見ていると

あれ、この人たちってめっちゃカッコいいんじゃね?

なんて感じたりしてくるのです

なにいってんだこいつ?

と思われるかもしれません

でもこういうことを僕が思うもっと前から

彼らのカッコよさ感じ、あまつさえ写真集にしてしまう人がいたのです

しかも長野県の田舎の地で!

ということで今回は、

“奥信濃のストリートカルチャー。

じいちゃんばあちゃん達の日常のライフスタイル”

を切り取った名写真集

「鶴と亀」

の紹介と感想を書いていきたいと思います

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鶴と亀とは?

「鶴と亀」とは奥信濃(長野県飯山市)で発行されたフリーペーパーのこと

2013年に第壱号が発刊、ネットなどで話題が広がり

2017年までに第五号まで発刊される

さらに2019年にはそれらを再編集した

「鶴と亀 禄」が販売

書店での売り上げはもちろんのこと、

イギリスの購読サービスStack Magazinesでも

The best independent fashion magazines in the world right nowに選出されるなど

国内外問わず話題沸騰の写真集といえるでしょう

コンセプトはじいちゃんばあちゃんのスタイリッシュさ

ジモコロでのインタビュー記事によると、

鶴と亀のコンセプトは

地方にいる爺ちゃん婆ちゃんをスタイリッシュに発信すること。

そして、地方にしかできないものを地方から発信すること。

とのこと

たしかに本の中身を見ればわかります

お年寄りの普段の姿を本当にスタイリッシュに撮っているし、

都会ではまず撮れないオリジナリティに溢れている作品だ

作り手のお年寄りに対するリスペクトと

地元への愛を深く感じます

カッコよさとは何か?

鶴と亀に載っている写真たちは、

すべてお年寄りたちの日常の姿

変な格好やポーズをさせたりという

奇をてらった写真はほとんどありません

でもなぜかカッコいい

写真の技術があるというのももちろんあると思います

でも一番はやはり

じいちゃんばあちゃん達がカッコいいから

ということにつきるでしょう

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カッコつけないのがカッコいい

じいちゃんばあちゃんたちのファッションからは、

普通の若者が絶対にしないようなコーディネートが見て取れます

例えば↓みたいな感じ

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編み笠にスキージャケット、そしてカモ柄のパンツ

編み笠は夏の農業の時にかぶっているのだろうか

ジャケットは昔していたスキーの時に着ていたものだろうか

それは分かりません

ただ、

使い込み、色あせたそれらの服を見ていると

彼らの生きてきた証と他を気にしない自由さ

を感じざるを得ません

他にもこんな写真が

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キャップの下の手ぬぐいの恰好は、

まるでラッパーのようなスタイル

田舎では普通のスタイルが、

思わぬところとリンクする

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柄物のインナーに柄物のアウター

型破りのそのファッションを完全に自分のものにするばあちゃん

ラフでオーバーサイズのモノを着るこの姿は

ヒップホップ的な、スケーター的な何かを感じる

これらの写真のお年寄りたちは、

他人からいいと思われるものを着ているのではなく、

自分が良いと思ったものを着ている

そしてそのチョイスには、

彼らが今まで培ってきた経験や、

それに裏打ちされる余裕さのようなものがあります

だから彼らはわざわざカッコつけないし、

それがカッコいいのだと思うのです

型にとらわれないのは若者だけではない

型にとらわれない若者の考えで~

とか

年寄りは頭が固くて~

なんて言葉、よく聞きませんか?

僕はこの言葉、

長野県に移住してきてから何回言われたか分かりません

でも自分からしたら、

じいちゃんばあちゃんたちも十分型破りに見えます

自分の近くで言うと、

地震で自分の生業を失ったのにもかかわらず、

その後本当に好きなことを見つけ「地震があってよかった」

なんて言い出すじいちゃん

キノコ採り中にクマに襲われ重傷を負ったにもかかわらず

戦って生還し、今も変わらずキノコを採り続けているじいちゃん

集落のみんなで作業しているときに、

「喋っているのが仕事だ」といって手を一切動かさないばあちゃん

などなど

彼らは本当に型破りで、カッコいい

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カレンダーや時計をあり得ないぐらいある型破りな部屋

カッコよさの正体は強さ

さきほど、彼らのカッコよさは

長年培った経験と、それに裏打ちされた余裕さ

と書きました

この長年の経験とは、

戦後間もないまだ日本が貧しいころから

特別豪雪地帯と呼ばれる奥信濃を生き抜いてきた

いわば

強さ

ではないでしょうか

昔は除雪機なんてない

手作業で全部雪をどかしていた

田んぼや畑も

朝から晩まで家族総出で世話していた

やがて成人し、東京に出稼ぎに行く人も多かったことでしょう

そんな中でもこの奥信濃に住み続け、

厳しい自然と共に暮らしていた

だからこそ、彼らは強い

だからこそ、彼らはカッコいい

そしてそれらを、

彼らのファッションやスタイルを通して表現したことが

この「鶴と亀」の価値だと感じます

いかがでしたか?

「鶴と亀」の魅力、少しは感じて頂けたでしょうか?

興味を持ったなら是非購入していただければ幸いです

書店でも購入できますが、ネットなら確実です

リンクは↓に張り付けておきます

その他にも、

田舎暮らしのこと、長野県のことについて発信していますので

よろしければほかの記事も見てくださいー!

ということで今回は以上!

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